腱板損傷 ~経過とリハビリ~ その2
今回も主観的な内容です。お医者さん、PTさんには違った意図があるかもしれませんが、私なりに感じたままに書いていきますので、ご参考までに。
2020年12月
お医者さんに出してもらった薬が効いてきたのか、夜中に肩が痛くて目が覚めるのが2時間に一回程度になってきていてだいぶ楽になった。
この時の診察で肩が痛くなるのは腕が身体よりも、離れている・くっつきすぎている状態だから、寝るときに腕が中間位になるようにすると良いとアドバイスをいただいた。
その晩に早速 タオルを腕の下に置いたりしてみたもののいまいち体よりも背中側に肘が落ち気味で肩に負担がかかってすぐに痛くなる。
腕を体から離れた状態で固定すればいいのなら
イルカを抱いて眠れば良いじゃない
というわけで、この日より毎晩浮具のイルカを抱いて眠ることにした。思春期に入りたての娘がお父さんがイルカを抱いて眠っているのをどう思うかはこの際目をつぶっていただくしかないわけで。許せ娘よ。
しかもこれやってみたらすこぶる調子が良い。ぜひ皆さんにも腱板損傷になったのならイルカを抱いて眠ってもらいたい。
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診察
測定してもらったところ、先月よりも前方の腕の可動域が10度ほど改善したらしい。だいぶいいねと言われたものの、このままでは何とか頭が洗える程度なので不安が残る。腕が前よりは上がるが、電車でおばあさんの荷物を棚には載せてあげられない程度とご理解いただきたい。
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リハビリ
•机の手前側に横向きにタオルを配置し、その上に手のひらを上にしてのせ、肩甲骨を寄せたまま前傾する。しばらく続けているとだんだんと頭を下げて腕を前に伸ばせるようになってくる。これは毎回最初は肩が痛くて全然腕が前に伸びないのだが、しばらくやることで劇的に伸びるようになる。いつも最後には両手を差し出して頭を下げて「ありがたや~」とかなり平伏できるようになる。
肩がこのままダメでうっかりホームレスになったとしても、これぐらい頭を下げて手が延ばせれば誰かが小銭ぐらいはくれそうで一安心である。
•背筋を伸ばして椅子にすわり心静かに手をモモに添え、そのまま肘を後方へ引きながら肩甲骨どうしを寄せてくっつける。
動作としてはわりと単純なのだが、気を抜くと肩をすくめてしまうので半開きの目で自分を律しつつも集中して行う必要がある。うまくできても声高らかに笑わずにアルカイックスマイルで菩薩の境地でひたすらつづけるべし。
・四つ這いになり、背中を丸めつつ肩甲骨のあたりを頂上として持ち上げる。背中の丸みの状態をもとに戻し、こんどは背中をそらすようにしつつ肩甲骨を寄せる。丸めたときには肩甲骨は離れ、そらした時には肩甲骨は寄りそう。そう、これはまさに七夕の織姫と彦星運動。一年に一度出会えてよかったね、ああまた離れたねなどと妄想しつつも自分史上最高のマウンテンを背中で作るべくひたすら励む。
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今月の注意点
ハマって取れなくなったレゴブロックの如く、肩甲骨がガッチガチ。とにかく肩甲骨を意識して上手に動かせるようにし、腕だけで行っていた動作と連携させて、肩の負担を減らすのが目的らしい。
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