腱板損傷 経過とリハビリ~ その5

今回も主観的な内容です。お医者さん、PTさんには違った意図があるかもしれませんが、私なりに感じたままに書いていきますので、ご参考までに。

2021年6月

診察
「もうだいぶいいね。ほぼ左右差がなくなったね。ちょっと右の腕を前から左に持っていった時に硬さがあるけどもうOKかな」
ひとまずリハビリはしばらくつづけて、何かあったらまた来るようにと言われた。
肩の痛みが取れて筋トレができているので、しばらく自主的なリハビリを続けてくださいと。
わかりました。もう二度と来ませんと告げて診察室をあとにする。(笑)
ひとまず日常生活に戻って大丈夫らしい。

リハビリ

最近の生活だが、毎日朝晩 病院で教わっているリハビリを5~6種目やり、月曜日 肩回り4KG 水曜日 腕関係4KG 金曜日胸4KGと、徐々に前のトレーニングも取り入れつつあったのだが・・・。最近 日常的に肩の中側が痛い。 恐らく運動のやりすぎ。
念のため理学療法士に確認したところ、動かしている最中と、そのあとに痛みが残るような動作は行わないでください、痛みが残らないようならそんなに問題はないですというので、負荷うんぬんよりも頻度の見直しはしたほうがよさそう。リハビリのために穴を掘り続けてくださいと言われれば、何の疑問も持たずに一日中穴を掘り続ける事ができる性格が少し災いしたといえる。

・「胸の前で手を組んで背中を後ろにそらしてください。」まえまでこれを言われると、背中の下の腰の部分から後ろに反っていたが、リハビリマスターになってからは肩甲骨の部分から後ろに反れるようになった。冗談抜きに、この「背中の上部でも反れる」ということを今回リハビリで教わるまで知らなかった。背中は二か所、後方に反れるところがあるんだね。この動作=胸を張るということを40年以上知らなかったのが本当に驚き。今となっては「背中を反らすは腰ではない」と自分の墓標に掘ってもらうか座右の銘にでもしたい気分。

・インナーマッスルを鍛えるトレーニングをさぼると肩がポキポキいう。
これは実体験で、あれ?と気が付いたのだが、理学療法士のいう通り肩関節が正常な位置で動けないと関節がこすれてポキポキと音が鳴る。やはり何事もバランスが重要で外の大きな筋肉ばかり鍛えようとするととたんに肩がポキポキいうようになる。1KGくらいの軽い重りでインナーマッスルを鍛えるトレーニングをしばらく続けると、劇的に鳴らなくなるのでなんだか少し怖い。正常なアライメントで動作ができるようにインナーマッスルを鍛える必要あり。

・体形はあっさりともとにもどる(のっぺり)
肩をけがしてしばらく外の大きな筋肉を鍛えていなかったので、そういえばあれだけ毎日飲んでいたプロテインをしばらく飲んでいなかった。外の大きな筋肉を鍛えるトレーニングは1年近くやっていないので体は部分部分のメリハリのないのっぺりとした見た目となり、あーほんとにトレーニングしないと、簡単に元の体系にもどっちゃうんだなぁ。とがっかり。今ではりっぱなバーバパパ。

・体形はあっさりもとにもどる(マッスルメモリー)
みなさんは「マッスルメモリー」という言葉を聞いたことがないだろうか?マッスルメモリーとは体が一度付けた筋肉のことを覚えていて、筋肉が落ちてしまってもついていたレベルにまではつきやすい状態にあるというもの。
今回これを体感したのだが、前まで10KGで軽いと思っていた上腕二頭筋のトレーニング(3日に1回)を、肩に負担をかけないために4KGで(7日に1回)続けたところ、まえと同じぐらいの腕の太さにほんの2か月で戻ってきた。

・トレーニング総量
10KGを10回 = 2.5KGを40回 と考える理論があって、厳密には一緒ではないが歳を取ってきたらケガをしやすくなるので、軽い重さで効かせる必要が出てくる。そこにこの軽い運動で総量を同じようにすることで重いものでやっていることと近くするという考え方がある。
これをやっていくことで無理なく前のトレーニング負荷に近づけられるのでバーバパパには頼もしい理論となる。

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総括

部分断裂なので痛みをとってからトレーニングを行い、日常生活に戻れるようにするということでおおよそ8カ月ほどリハビリを行った結果、日常生活には問題のないところまで戻った。
リハビリとトレーニングのやりすぎで、痛めた肩と関係のない左肩まで少し痛いのが気になるところではあるが、痛めてから一切運動をしない期間があったので、このあたりは体のバランスもあるので仕方がない。

最初のお医者さんに治らないから手術をする方向で話をすすめられたが、そういった場合はセカンドオピニオンで、より知識と経験のある専門医に相談してみることもやはり必要だと思う。今回の私のように手術もせずに楽しいリハビリライフだけで乗り越えられることもあるので、まずは色々と調べたり相談してみてほしい。腱板損傷でたどり着いてこちらの雑記を読んでいただけた方々の健闘を祈ります。

ちょっとふざけて書いたところもありますが、私の選んだ病院はスポーツの専門病院だったため、老若男女のスポーツでケガした人たちが集まっていてリハビリに励んでいるようなところでした。そういった、みんながスポーツに復帰するために本気で頑張っている環境に身をおけたことも幸せだったと思います。なにより親身によりそっていただけた担当医と理学療法士さんには本当に感謝しています。
この体験を無駄にしないためにも、教わったリハビリを今までのトレーニングにプラスしてずっと続けていこうと思います。




Takashi

ワーキングホリデーで2か国、ネットショップ実務士、健康管理士として様々な体験をしてきた管理人です。いつか山を一つ買い取って桜の木を全体に植えて”桜の山”を作ることが夢です。

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