ニュージーランドで松濤館空手

海外で外国人と仲良くなるために始めてみた空手。立ち方も流派も何も知らない私とエリに、ニュージーランド人の先生が大和魂を授けてくれました。

空手を始める

いくつか調べた空手道場?の内からよさそうなところを訪問することにしました。住んでいるところから90Kmほど離れた大学で、平日の夜にいつもやっているというので早速車で向かうことに。

到着するとニュージーランド人の空手の先生 Bill先生が迎え入れてくれました。

Bill先生は大学生の時に日本に留学していた経験があって、そこで「松濤館空手」という流派の空手を学んだそうです。その時に日本人がみんな親切に教えてくれた空手と日本自体の文化のすばらしさを自国にも広めたいと願って、ニュージーランドで空手を教えているそうです。

先生はすごく手がでかくて足が分厚くて「これで殴られたり、蹴られたら一発アウトだな」と一見してわかる体型でした。

空手着を用意してもらい早速翌週から始めることになりました。

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あっという間に仲間に

一緒のタイミングで3名ほど、白人やマオリの人も入部?しました。同期という事もあり、彼らとはすぐに仲良くなり、昇級審査まで一緒に練習するバディとなりました。

全員体がでかくて分厚いので、練習中は洗濯機と戦っているような感じです(笑)

私のようなペラペラ体型は片手で持ちあげられて吊り下げられたまま「このこの」と空中で戦うようなイメージです。あくまで約束した組み手をやるのですが、普通にやっててもかなわないので、たまに「Hey! Look!」と相手の後方を指さして「What?」と後ろを向いた相手に一撃入れるという姑息なことをして、ふざけあってました(笑)

こちらの道場は結構人気があるところなのか、子供も含めて毎回30人ぐらいが練習に来ていました。

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道場訓は日本語で

こちらの道場では、空手の道場訓という戒めのようなものを練習の最初に練習生のリーダーが黙とうしつつ読み上げるのですが、これが日本語で「血気の勇をいましむること」など言っていたので最初はびっくりしました。

私たちが日本人なので、なんて発音するのが正しいのか教えてほしいと、すぐにそのリーダーが寄ってきたので「私は日本語10段のブラックベルトなので任せなさい」とたしなめた後にリスニング開始。 ほぼ何の問題もない発音で読み上げており、なかなか大したものでした。

一応きちんとした発音を覚えておきたいというので、ローマ字読みできるようにアルファベットで書いたものを渡すと「気が楽になった」とほっとしてました。結構プレッシャーだったんですね。

その後は私たち日本人にも道場訓を言わせていただく機会がありましたが、私の英語力では「先輩を差し置いてすみません」といったニュアンスを伝え切れなったのが残念です。

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イベント

私はどちらかというと何も目的が無くても何かを続けられる方なので、自己鍛錬のつもりで空手の練習にいそしんでましたが、みなさんは試合に出るのが目的だそうで、しばらくやっていると試合に参加する会員が出てきました。私は、見学だけすることにして、えりと当日試合を見に行きました。

けっこう海外の空手は荒々しいといいますか、審判のジャッジがあいまいで見ていて危険行為が多かったです。審判の質の高さって大切なことなんですね。

しばらくするとバーベキューのお誘いもありました。みんな気さくなので、当然参加!
肉が焼けるまではビリヤードをやったりして本当に楽しかったです。

割とどこの家にもビリヤードルームがありました
私は日本で友人と結構ビリヤードをやっておりマイキューを持っているくらいなので、空手でかなわずともビリヤードでけちょんけちょんにしてやりました(笑)

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えりが持参した筆と半紙でみんで書道
頭に後ろからピースはどこの国でも定番のいたずらですね(笑)

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本当にやさしくて楽しかった空手教室のみなさん。
そういえば結構写真で外国人もピースしますね。

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ニュージーランド人が?この人たちが?かわかりませんが、皆さんまじめでユーモアがあって優しくて、同じ言語でしゃべっていると日本人といる感覚になりました。

なにより日本から来た「どこの馬の骨かもわからない者」を気さくに受け入れてくれ、いろいろなイベントに招いてくれたことが本当にありがたかったです。

もうあれから18年ほど経ちますが、今でもFacebookでBill先生とはつながっており、やり取りをしています。

その後の空手ですが、日本に帰ってからも松濤館の流派を探して入門し、黒帯をとるまでえりと共に頑張りました。

外国にいた、空手のルールがわかる、英語がわかるという事で世界大会の通訳をする機会もいただき、空手により貴重な体験をすることができました。ほんと空手様様です。

審判中に仲良くなったイタリア人と。
世界大会の打ち上げ会場に通訳という事で、ドレスコードを無視して参加
胸に書いてあるアウトローがぴったりの言葉の気がします(笑)

海外で地元の人との交流を深めるために始めた空手ですが、私の人生において本当に貴重な機会を与えてくれた「空手」というモノには本当に感謝感謝です。
日本で空手を習うために通っていた道場の道場長も非常に立派な人格者で、出会えたこと自体が私にとって財産です。

今は子育てで離れてますが、人格形成を担ってくれた空手をまた始めたらBill先生のところに倣いに行きたいと思っています。

Takashi

ワーキングホリデーで2か国、ネットショップ実務士、健康管理士として様々な体験をしてきた管理人です。いつか山を一つ買い取って桜の木を全体に植えて”桜の山”を作ることが夢です。

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