人のことは気にしない
他人ができないことを指摘しない
自分ができることを確認する
子供に食事の作法などを教えているときによく伝えていた言葉です。
お箸の持ち方を弟に注意すると「お姉ちゃんもできていない」と言ってくるのですが、お姉ちゃんのお箸が持てないのと自分が持てないのは因果関係がないので、この場合の指摘は意味がないと思います。まあ 悔しくて言ってるだけなのでしょうが。
この躾に関しては、自分ができている・正しいことがなんなのかを知っていることが重要で、最終的にはきちんとやるやらないは自分で決めればいいことだと思っています。
学生時代に人のダメな部分をあげつらって人前で指摘し、恥をかかせるといったことを世直しだと思ってやっている知人がいました。このようなタイプの人、どこにでもいると思います。こういうのを見るたびに「恥をかかせる必要はないのにな。自分が気持ちよくなってるんだろう」と感じていたので、後でこっそり指摘してあげればよいのにと思っていました。こういったマイナス面を指摘する行為は非常にパワーがいるので、基本的には自分は友人や恋人でない限り何かに気が付いても指摘はしていません。
そのような過程を経て自分が大学生になった頃からマナーやエチケットに関しては、他人の所作を見て「あれ?」と思った際に自分はできてるかどうかの自分チェックをするようになりました。
言い換えれば他山の石といったところでしょうか?
そもそも人と比べても意味がないという前提ですが、その人なりの考えや人生、躾をうけたかそうでないのかなど歴史があるので、それを自分の常識に当てはめて間違っているかどうかを比べる必要はないと思います。でも自分のチェックをするいい機会にはなるので、そのようなときには、人のふり見て我が振りを直したいですね。
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