海外生活(オーストラリア)4
こちらの話は私がオーストラリアで見聞きした事を書いています。みなさんが読まれる時とは状況が違うかもしれません。参考程度にお読みください。
.
サーフィン
私はワーホリ中にオーストラリアのブリスベンのサーファーズパラダイスというところで長く生活をしました。
そこで目の当たりにしたサーファーたちですが、みんな単純に波と海とサーフィンが好きで、カッコつけやスタイルでやっているような人はいませんでした。女の子なんかはビキニのまま楽しそ~うに波に乗っていて、目が合えばいつも笑顔で「Gooday mate!」「How is it going?」と声をかけてきます。
オーストラリアは紫外線が人体に危険レベルなので、みんな白い日焼け止めを顔と肩に雑に塗っているのもなんだか自然でかっこよく見えました。
老若男女問わず、とにかくみんな楽しそうにサーフィンをやっているので、私もサーフィンを始めてみました。
.
波
日本の波と違い、パワーがあるといいますか波に厚みがあります。ちょっとやり始めた私でもボードの上にさえ立てれば、波のパワーで押されて勝手に乗れてしまいます。ターンはできずともちょっと斜めに滑り降りるだけでも波が長いので、波に乗っている感覚が続きすごく気分爽快です。
でも、その反面失敗して波にまかれるととんでもないことになることが結構ありました。(笑)
大きめの波に乗ろうとして3mぐらいの高さから落っこちると、そこからぐるぐるぐるぐるとにかく回されてどっちが上かわからなくなります。30秒ぐらいまかれながら、洗濯機で洗われると洗濯物ってこんな気持ちなんだろうなぁと考える余裕すらあるぐらい海中で回されます。
私が居たところの波は大きい波がたまに来るところだったので、波にまかれたら無駄に抵抗せずにひとまず洗濯物の境地でやり過ごせば特に問題ありませんでした。
ついで話ですが、波がいいからと言って岩場の近くでサーフィンをやってはいけません。私の知り合いは岩場の近くでやって頭をぶつけて十数針を縫う大けがをしていました。 そのオデコどうしたの?と聞かれるたびに恥ずかしくて「砂浜で寝ていたらカニに襲われた」と言ってごまかしていましたが・・・そのほうが恥ずかしい気がします(笑)
.
サメ
ある日地元の女の子のサーファーにサメっていないよね?と聞くと、その辺にいると思うわと笑顔で答えてきました。実際に出くわして狙われたらどうしようもないから気にしていないといいます。
よくよく聞いてみると、サメは基本的には人間を襲わない。餌を食べる為に淡水が流れ込んでいる河口付近にいて、餌を襲う気満々なので淡水と海水が混じるようなところでサーフィンをやらなければ平気だと素敵な笑顔で答えてくれましたが・・・私はその日以来、サメが気になってしょうがなくなりました(笑)
何となくですが、波まちで自分が一番沖に近いラインにいると襲われそうな気がしてドキドキすることがあったので、自分が一番沖に近いラインにならないようにちょっと下がったりしていました。(笑)
ある日、波まちをしていると後ろに気配を感じたので振り向くと…何もいません。ちゃぽんだか、ぽちゃんだか、海面に何かがちょっと出入りするような音が聞こえた気が・・・と考えているとまた同じような音がしました。もうこうなるとサメが海面にひれを出していることが想像されてしまい、とたんに血の気が引きました。砂浜に戻ろうと思った瞬間
!!
息をするために顔を出している海ガメと目が合いました。
それはそれで宇宙人のような顔をしていたので、一瞬なんだかわからず驚きましたが、この状況ではサメに比べればリトルグレーの方がよっぽどましです。
その後無事に砂浜にたどり着きましたが、3日間ぐらいは海に入るのが怖くなりました。
でも4日後には家からボードを担いで裸足で海に向かって歩いていましたけどね。
.
サーフスポット
サーファーズパラダイスの正面だけでなく、ちょっと離れたところにバーレイヘッズという有名なところがありました。ほかにも有名なところが何か所かあったので友人に連れて行ってもらい色々な波と戯れました。
サーフスポットと呼ばれているところは、どこも波の状態が良くて、慣れていない私でも何となくで波に乗れることが多くありました。
大会が開かれていたという有名なところでも、繰り返す波で地形が変わったせいか、小さな波がいつまででも続くようなところもありました。それはそれでボードに寝そべってずーーーーーーっと波に乗れるので楽しかったですが、何年もすると地形が変わって(?)波が変わってしまうなんてことがあるんですね。
.
.
サーファーズでのサーフィンですが、地元サーファーがすれ違うたびに声をかけてくれるので、いつも楽しくサーフィンができました。本当に楽しく、みんなでサーフィンエンジョイしようぜって空気感が好きで、滞在場所を移動するまでの間は離れるまで、ずっとサーフィンを続けていました。
いろいろ書きましたが、サーフィンにちょうど良いところに滞在する機会があったらぜひサーフィンをやってみてください。自然も人も笑顔で受け入れてくれますから。
最近のコメント