理屈ばか
理屈が合ってても 正しくないことたくさんあるよ
私の友人に、子供のころから「正しいことは口に出していってもよい」ということを妄信している者がいます。
そのため、子供のころから思ったことをなんでも口に出すので、出っ歯の人に「出っ歯だね」や「おまえの親は馬鹿だ」などと、他人の気持ちを全く考えず伝えていました。彼の中では真実を語っているだけなので間違った行為ではないのだそうです。
当然彼は学校で、他者から疎まれて友人知人が離れていき、いつも一人でいました。でも彼の場合は、その結果に対して周りを責めることなく自分の行いのせいだと自覚していました。自称 嘘がつけない正直者なのでしかたがないそうです。でも理屈があってさえいれば、真実だからと、それを口に出しても本当に良いのでしょうか?
彼の場合は極端な例ですが、日本で生活をしていると、他人の気持ちを考えて行動するには、指摘しない方がよいことや見て見ぬふりをする方がスムーズに事が運ぶこともあります。
少しだけ余裕があった方がうまくいくといいますか、デジタルな感じでルールをきっちりと守るよりも、多少の幅をもたせてアナログに全体の流れに合わせることが大切なんだと思います。車の運転も、標識や道路交通法をぴっちりと守っていると、そこら中で大渋滞になり、自動車が不便なものになってしまいますからね
それと、子供が突拍子もない挑戦を口にすると「どうせ無駄だからやめな」と大人は言いがちですが、子供にとっては成功するだけが目的でないこともあります。ですので、私は子供の挑戦に関しては大半のことに賛成します。めったなことがない限りは否定しません。
体験する機会を失ってしまわないように、大人の理屈はおいておいて、子供達には何でも挑戦してもらいたいものです。
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