腱板損傷 ~経過とリハビリ~ その3
いつもの前節通り今回も主観的な内容です。お医者さん、PTさんには違った意図があるかもしれませんが、私なりに感じたままに書いていきますので、ご参考までに。
2021年2月
診察
「ちょっと測るね」と言いながら合気道の達人のように手首を掴んで「15・・・20度・・・」と関節を極めつつ可動域を先生が測って行く。痛いです先生 いたたた という声は届かず、結構痛いのにどんどん腕をあらぬ方向に極めて行く。散々痛めつけておいて「だいぶ良いね」などとニッコリしている。
先生も結果を出さなきゃいけないからかいつもより多めにひねっていた気がするのだが・・・まあとにかく順調らしい。
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リハビリ
・低周波治療機?で電気を肩に通してブルブルさせながらの運動開始。ベンチに座って背中側で突っ張り棒を腰の位置で横にし、それを左右の手で前から順手で掴む。右腕は力を入れずに棒を掴んでおいて、左手で棒を右に押す。 電気で振動を与えていると右肩があまり痛くないので結構ぐいぐいと押せる。おー押せる、押せる押せる と調子に乗っていたら右手から棒がすり抜けて危なく隣の人にドスっと行くところだった。これは、リハビリ室という安全地帯で完全に油断している敵に不意打ちするにはうってつけのトレーニングといえる。
・マットにうつ伏せで寝転び、手のひらを開いて指先を自分の顔に向けて左右に肘をはった状態でマットに手をつく。そのまま左手でマットを押しつつ左肩を天面に向かって持ち上げながら、腰からひねって左上を見るようにする。なにそれ?
要するに手をついて伏臥上体反らしをしつつ、体を捻る運動なのだが、ポイントは手で押して体を起こさない点らしい。右上を見るよりも左上を見る動作の方が右肩が後ろに曲がらない分だけ辛い。横にある鏡にうつった自分を見たら、腕立てのできないワニが腕立てをやっているふりをしているようで非常に不細工。
・軽い筋トレとしてセラバンドの黄色を使っての運動開始。肩のインナーマッスルを鍛える目的のようで負荷は非常に軽い。鏡の前に立ち、肘を脇腹にくっつけて前腕だけで前ならえのかっこのまま、セラバンドを肩幅の長さで親指と人差し指の間に保持する。そのまま腕を前方に伸ばしつつバンザイの格好になるように上方へ上げて行く。
肘よりも手首が外側の位置を維持しつつあげるのだが、これが軽い負荷のはずなのに右肩の中が痛むので難しい。そういえば高校の音楽祭の後夜祭で西城秀樹のYMCAを有志でやったさいに、舞台で「ワーイ」とか言いながらこの格好したなぁなどと青春の一ページが花開いた瞬間でもあった。
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今月の注意点
痛みが取れたので低負荷でインナーマッスルを鍛えましょうとなり、やっとリハビリ室のほかの皆さんのようにトレーニングっぽいことをやれるようになってきた。これはうれしい。もううだつの上がらない占い師や、いざというときの物乞いの練習はせずに済むわけで。
ただ右の肩甲骨周りがかなり頑固に凝り固まっているらしいので家でもストレッチ系のリハビリをたくさんやるようにとリハビリポリスからのお達しがあった。
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