新型コロナウイルス 2020年
巷で流行中の新型コロナウイルスですが、先日知り合いのお医者さんと直接話す機会があったので、2020年3月時点の情報を載せておきたいと思います。
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かかっても大丈夫
「ほとんどの人が無症状か、ちょっとしたぐらいの風邪症状になるから、筆者がかかっても大丈夫だと思う。ただ、もともとなにかしらの病気(基礎疾患)を持っていたり、高齢者だと重症化しやすいので注意が必要」といってました。
この、ほとんど無症状か、かかっても風邪と変わらないというのが、止められない理由のようですが、いかに感染者数を押さえて、重症者に適切な治療を行えるかがポイントだそうです。
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無診察投薬を国が認めたこと
そのお医者さんの懸念は、コロナウイルスは風邪みたいなものだし、風邪で死んでいる人は毎年たくさんいるからそんなに新型コロナウイルスだけを恐れているわけにはいかない。今回恐ろしいのは、病院で感染るからと、政府が『いつもの薬なら診察しないで薬を出して良い』と無診察投薬を認めたことだそうです。
その無診察投薬に関しての懸念がたくさんあるそうです。
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病気は新型コロナだけではない
そのお医者さんは、糖尿病やバセドウ病など、内分泌系代謝を専門とするお医者さんなので、そういった基礎疾患をしっかりと治療(コントロール)できないことの方が恐ろしい結果を招くことになるのではないかと言ってました。
診察をしないで体の状態も見ずにいつもの薬だけを出すということが続き、患者さんの病気が進行していくことが恐ろしいのだと。
色々なことを総合的に考えたうえでの政府の決定でもあると思いますが、長期化することで、このような懸念が現実に影響を及ぼしてくると思うと怖いですね。
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診療報酬の問題
今回のコロナウイルスの件で、病院で感染るからと薬だけ出してくださいという患者さんが後を絶たないそうです。
診察なしで薬だけもらうということは、そのお医者さんに正規の診療報酬が入らないことになります。
今までの体制から変わることで、収入が減り、潰れるクリニックが増えるのではないかとも懸念していました。
特に今年開業する町のお医者さんは、こんな事が続いたらまずやっていけない。国全体の医療体制が縮小していきかねない現状が、治療を必要とする患者さんに適切な医療を提供できない状態を作ってしまう。
などなど話がつきませんでした。
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まとめ
もちろん軽視はいけませんが、新型コロナウイルスに罹患すると80%の人たちにとってはそんなに怖くない症状のようです。20%の患者さんが重症化するとも言われているので、その20%の重症の患者さんが適切な処置を受けられるよう医療崩壊させないことが重要ですね。
この時期に新型コロナの騒動で卒業旅行が安いからと若い人達が外国に行き、コロナウィルスに罹患して帰国するといった話が後を絶ちません。日本もその帰国者を受け入れないわけにはいかないようですので今の所受け入れてますが、若年層にこういった認識の甘さが続いてるうちは病気が蔓延し続けると思います。
健康管理士の観点からは、とにかく自分が罹患しないことが最も重要ですが、自分が罹患している前提で他人にうつさないためにはどうするべきなのか?といった他者を思いやる行動をとってほしいと思います。
とにかく世界中の人たち総出で慎重な行動をとっていきたいところですね。
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