シェアハウス

誰かと一緒に生活するって、考えただけでわくわくしますよね。私は初めて他人と同じ屋根の下で生活するのがいきなり海外だったので、何もかも新鮮でした。
こちらではそんなシェアに関して取り上げたいと思います。

シェアのスタイル

一口にシェアといっても、住む形には、色々な形があります。外国人だけで部屋を借りるスタイル、地元の人の家に入れてもらうスタイル、日本人だけと住むスタイル、子供がいる家でシェアするスタイル、中には一軒家を借りられるスタイルなどもあります。

日本人同士で住む
誰も借りていない一軒家やアパートの一部屋をいきなり外国人が不動産屋から借りるのは難しいので、誰かしらが借りている(所有している)ところを貸してもらうのが普通です。知り合いから紹介されて住み始めるのが一般的だと思いますが、自分で探す場合には、各都市にある日本語情報センターに行けばシェアメイト募集を見つけられると思います。シェア生活が日本人となら安心だからと、特に初めての場合は好まれるスタイルだと思います。

地元の人の家の一部屋に住まわしてもらう
スーパーの掲示板や日本語情報センターの掲示板で、今住んでいる人が出る際に募集しているのを見つけて入れ替わりで入るのが一般的だと思います。
この場合、とうぜん居候の形になるので、ホストが決めているルールにしたがって生活することになりますから、若干肩身が狭く感じると思います。でも地元の人との生活は、その地の本物の生活を体験できる貴重な機会ですからぜひ挑戦してみてください。

小さな子供のいる家にシェアで入る
この形の場合、子供の面倒を見させられるパターンが圧倒的に多いです。大半が夕飯など料理を作ってあげるようになると思います。大体の家がシェアは家計の助けのためだったりするので、子供がいるのにシェアをする人はたいてい夜遅くまで働いていて、幼い子供が学校から帰ってきて家子供だけいる状態が出来上がります。こちらが夕飯を作っているときにおなかがすいたと言ってくる・・・必然的に作ってあげる形になります。
それが嫌な場合には、あらかじめ入る前にしっかりと確認、取り決めをするようにしましょう。

保証金(デポジット)

シェアを始める際に貸す側からすると支払いが滞るといけないからという理由で、保証金を預けるのが一般的です。だいたい1か月分ぐらいが相場になると思います。
ここで気を付けたいのが、普通なら出るときに丸々返ってきますが、全額が返ってこない場合があります。
保証金というのは、部屋の賃貸料金が続く状態を保証するものだと考えている人もいます。つまり、借りている自分たちが抜けて誰も入らないと収入が途切れるので、その間を補填する分だと言ってくる人もいます。ここは非常にもめやすいので、入る前に保証金の意味をしっかりと確認して紙にでも書いてもらったほうが良いと思います。
シェアするスタイルにより保証金も様々なスタイルがあると認識しておいて下さい。

まれにですが、逆の場合もあります。
私がある部屋から出る際に次の入居者を募集してあり、もう次の入居者が決まっているよとつげると、そこの貸主は「そんなに気を使ってもらって感謝する。この先の足しにしてくれ」と、全額返金プラス餞別に150$をくれたことがあります。

お金の損得の話でなく、契約の際にちゃんと確認しておくべき大切なことですから、返してもらえるのか、返ってこないものなのか必ず確認しておきましょう。せっかく海外に行くのですからきちんとして気持ちよく去りたいですね。


生活用品の折半

生活するうえで利用する生活必需品のトイレットペーパーや調理の際の油や塩など、ほとんどのシェアではそういったものは住居費には含まれません。そこでトイレットペーパーなどは折半して調味料は個人で用意する、またはお金で完全に折半するなど形は様々になります。
私は食料品を折半するのはどこでも断りました。初めてのシェアの際に「これも当然必要だろう」と高額な日本食を買ってくる者や、切れてたからと油などの小さな割高のものをバカバカと買ってくるものがいたので、いやになりました。私は毎日ハンバーガーとポテトだけで暮らせるほうなので、そういったモノをものすごく無駄に感じて我慢できませんでした。外国に住んでまで、日本の何倍もの値段を出してノリなんて全く食べたくありませんから(笑)
自分とホストの関係性は良好でも、その他の住人が良かれと思って買ってくる気遣いがそういった形に現れる場合もあるので、なかなか難しいです。

私はある地元の人とのシェアでホストに気に入られ「なんでも好きに使っていい。お前だけは特別だ」と特別待遇を受けたことがありました。その待遇はなかなかのもので、家のものはすべて無料で利用OKで、風邪をひいたら高価なマヌカハニーも使い放題、ホストの車も勝手に乗っていいなど、極端なものでした。待遇面でも、きっちりはっきりしているのが外国だなぁと感じたのをよく覚えています。

同居者との感覚の相違

日本人とのシェアであれば、おそらくお互いに気を遣いあい難なく生活ができると思います。ところが、外国人との異文化入り混じるシェアになりますとそうはいかない場合があります。いくつかの例を挙げたいと思います。

シェア先A
TVを見ているシェア仲間(外国人)に「先に寝る」といって部屋に戻り就寝しようとしたものの、TVの音量が大きすぎて眠れません。夜中0時になっても音量を下げないので「眠れないから音量を下げてくれ」というと「OK」と言って音量を下げました。
彼には全く悪気はないので「ごめん」とも何とも言いません。「自分は大音量でテレビを見たい。」ということがすべてです。

シェア先B
部屋がどんなに汚くても掃除はしない、食べ終えた皿は洗わずに台所に山積みにしていく。自分はそれで平気だからそのままにしているといった者(外国人)がいました。結局同居者がその環境が嫌なので皿を洗って掃除機をかける結果になりましたが、同居者も納得しています。この一件だけ見ると嫌な人物に感じますが、料理をしてくれたりお土産を買ってきてくれたりと、ちゃんとバランスはとれてました。


どうでしょう?違和感を感じますよね?
でも外国から帰ってきた私は、今となってはそういうこともあるよね、としか思いません。
いずれも基本原則は「悪気はない」という点です。自分にとって不利益がある場合には、はっきりと伝えれば解決することが多いので、はっきりと相手に伝えるようにしてみてください。

ある日本人が韓国人とのシェアハウスを見に行ったらバスタブにキムチをつけおきしているのを見てびっくりしたということもありました(笑) こういうことがあるから外国人とのシェアは面白いんですよね。ぜひ日本人とだけでなく、色々な国の人たちとシェアをしてみてください。

Takashi

ワーキングホリデーで2か国、ネットショップ実務士、健康管理士として様々な体験をしてきた管理人です。いつか山を一つ買い取って桜の木を全体に植えて”桜の山”を作ることが夢です。

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